圧力の話
SCIENCE
理科 《中学1・2年生対象》
圧力は、中学1年生で習う内容ですが、計算分野となりますから、急に難しく感じる人もいるのではないでしょうか。 そこで、この圧力の考え方を、簡単にお話していきます。
理科が苦手な人は必見!
まず、圧力の話をする前に、いくつか単位の決まり事についてお話しましょう。
@『 / 』という記号
これは身近なものでは、〜p/秒(秒速〜p)や、〜N/cu(圧力)で使われます。 PCのキーボードにもあって、『スラッシュ』と読ませます。 この記号は、『わり算』を表しています。 ですから、〜p/秒は、●p÷▲秒の計算をしなさい、という意味になります。
A『 N 』という記号
これは1kgの物体の速さを1秒間に1m/秒変える力を表します。『ニュートン』と読ませます。 また、1kgの物体にはたらく重力の大きさを1kg重といいます。 1kg重=9.8N(約10N)
ふむふむ・・・そうだったのか!
<例題> 下図のような、大きさが10p×10p×20pの直方体で質量が20sのレンガがある。レンガの異なる広さの面、A面・B面・C面を下にしてスポンジの上に置いた時のそれぞれの面の圧力を求めなさい。 ただし、20sの質量にかかる重力の大きさを200Nとして求めなさい。
<解説>
先ほど確認したように、圧力の単位は、〜N/cuでした。これは。●N(力の大きさ)÷▲cu(面積)で求めるということでした。 ですから、各面を下にしたときの圧力は次のようになります。
A面の面積は10p×20p=200cuなので
A面の圧力:200N÷200cu=1N/cu
B面の面積は10p×20p=200cuなので
B面の圧力:200N÷200cu=1N/cu
C面の面積は10p×10p=100cuなので
C面の圧力:200N÷100cu=2N/cu
以上のように求められます。つまり、C面を下にした時が最もスポンジがへこむということになります。
『 / 』や『 N 』といった記号の意味をしっかりおさえる!
単位を見れば計算方法がわかることをおさえる!
これでもうコワくない!
苦手な人はこれで大丈夫! |