速さの考え方
MATHEMATICS
数学 《中学1・2年生対象》
速さ?速さって、算数の分野じゃないの?と思った方は正解です。
しかし、速さの概念の重要性は、学年が上がるにつれて増していくものなのです。
今回は『知っててよかった』と思える内容になることまちがいありません。
コレで速さは大丈夫!
【ここがポイント】
まず、速さの問題を解く上で欠かせないのが、『速さ・時間・距離』の三種類。頭文字をとって『は・じ・き』などと暗記したことのある方もいることでしょう。
図のように、『距離と速さ』や『距離と時間』のように、たてに並ぶ関係の場合は『割り算』、『速さと時間』のように、横に並ぶ関係の場合は『かけ算』などと覚えてきました。
実際には、速さは、単位時間(1秒・1分・1時間)あたりの距離なので、『距離÷時間』で求めたわけです。
次に、『単位のちがい』がありますので、この単位をそろえましょう。 問題の答えは”何分後に”と分で解答を求めています。 ですから、時速を分速になおすところから始めます。
時速30q → 1時間に30q → 60分で30000m → 1分なら?
30000m÷60分=分速500m となおしていきます。
なるほど!こうなっていたんだね!
<例題> Vくんが家を出発して分速50mの速さで歩きました。 Vくんが出発してから12分後に、Sくんが自転車でVくんを追いかけました。 Sくんの速さを時速30qとすると、Sくんは出発してから何分後にVくんに追いつきますか。
《解法》
追いつく、ということは、VくんとSくんは離れているわけですね。
その距離は、『速さ×時間』でしたから 分速50m×12分=600m 離れています。
ここまでわかれば、あとは先ほど求めたSくんの分速500mで追いつく時間を求めるだけです。
時間は、『距離÷速さ』でしたから、 600m÷分速500m=1.2分
つまりSくんは2分足らずで12分先に出たVくんに追いつくわけですね。
速さ・時間・距離の関係をキチンとおさえる!
時速・分速・秒速をなおす練習を積む!
コレならできそうだ!
速さは、入試でもよく問われるから |