- 中学2年生
- 後期中間テスト
1次関数
1次関数は、中1で習った比例式に切片(グラフにおけるy軸との交点の値)がついた関数です。傾きという概念も出てくるため、言葉の理解が欠かせません。また、グラフを書いたり、グラフを使って文章題を解くことも求められるため、十分な練習量を確保することが重要となります。
傾き
一般式y=ax+bにおけるaの値のこと。変化の割合ともいい、また、
切片
一般式y=ax+bにおけるbの値のこと。正式には、y切片として用い、グラフとy軸との交点の値を指す。
平行なグラフ
2つの1次関数のグラフが平行であるとき、2つの傾きの値は同じ値を示す。
2点を通るグラフの求め方
2つの座標が与えられている場合、1次関数の一般式にそれぞれの座標を代入することで与えられる連立方程式を解くことで、グラフが求められる。
学校の定期試験では、語句や語句の意味もよく出題されていますので、テスト前に確認しましょう。
次の直線や1次関数の式を求めなさい。
傾きが3で、点(1、5)を通る直線
5=3×1+bより、y=3x+2
2点(-1、2)(1、-4)を通る直線
-4=a+bより、a=-3、b=-1
点(0、4)を通り、直線y=25x-3に平行な直線
よって、y=
x=6のときy=4で、xの増加量が3のときのyの増加量が5である1次関数
また、x=6のときy=4なので、4=
よってy=
次の問いに答えなさい。
ある写真集をつくる費用は、つくる冊数の1次関数になる。また、この写真集をつくる費用は、300冊では54万円、500冊では70万円です。この写真集を650冊つくるとき、費用はいくらになるか。
540000=300a+b
700000=500a+b
とおけるので、a=800、b=300000
よって、y=800x+300000より、xに650を代入することで費用が求まる。
82万円
角度
図形の性質とともに角度の学習をします。交差する直線や平行線には様々な特徴が伴います。また、方程式を用いることで、多角形の内角の和や1つの内角を求めることができます。練習量を確保し、何を使って角度を求めるのかを身につけましょう。
対頂角
交差する直線のうち、向かい合う角度の関係を対頂角といいます。このとき、対頂角同士は同じ大きさになります。
錯角
2つの直線をまたぐように1つの直線を引いたとき、斜め向かいに位置する角の関係を錯角といいます。このとき、2つの直線が平行であれば、錯角は等しい角度になります。
同位角
2つの直線をまたぐように1つの直線を引いたとき、異なる頂点から同じ方向に向けて開く角の関係を同位角といいます。2つの直線が平行であれば、同位角は等しい角度になります。
正n角形の内角の和
正n角形の内角の和は、180×(n-2)で求められます。また、この値をnで割った値は、n個の内角の1つ分の大きさを表します。
外角
外角とは、内角をつくる2辺のうちの1つを延長してできる外の角のことです。n角形の外角の和はいつでも360°となります。
次の問いに答えなさい。
八角形の内角の和を求めなさい。また、正八角形の1つの内角の大きさを求めなさい。
180×(n-2)にn=8を代入すると1080
よって1080°
また、内角は8なので、1080÷8=135
よって、1つの内角は135°
内角の和が1980°になる多角形は何角形か答えなさい。
180×(n-2)=1980より、n=13
よって、十三角形
九角形の外角の和を答えなさい。また、正九角形の1つの外角の大きさを求めなさい。
外角の和はいつでも360
よって外角は360°
また、外角は9つなので、360÷9=40
よって、1つの外角は40°