- 中学3年生
- 前期中間テスト
短歌
短歌は、「五・七・五・七・七」の三十一音でできた歌です。
字あまり・字足らず
字あまりは三十一音以上になる短歌のことで、字足らずは三十一音より少ない短歌のこと
区切れ
意味や調子の上で句が切れること。五・七・五・七・七の初めの五字で切れるものを「初句切れ」、続いて「二句切れ」とつぐく表現技法。
倒置法
語順を逆にして、感動を強める表現技法。
体言止め
文末を名詞(体言)で終わらせる表現技法。
反復法
同じ音を繰り返して、リズムをつける表現技法。
比喩法
あるものに例えて印象を強める表現技法。
枕詞
特定の言葉の前に置いて、調子を整える言葉のこと。特に意味を持たない。
係結び
係助詞「ぞ」「なむ」の後には語尾を「ける」にして、「こそ」の後には語尾を「けれ」にして強調する表現技法
序詞
関連する言葉を導くために前に置く二句以上の言葉
多摩川にさらす手作りさらさらに何ぞこの児のここだ悲しき
「多摩川に~」は「さらさらに」の序詞
掛詞
一つの言葉に二つ以上の同じ音の言葉の意味を持たせる表現技法
山里は冬ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば
離れぬ(人が来なくなった) / 枯れぬ(植物が枯れた)の二つの意味で使っている
縁語
関係ある言葉を重ねる舟に生涯を浮かべ
「舟」と「浮かべ」が関連した言葉
あはれ
しみじみした感情のこと。古文では非常に使われる表現
次の作品の撰者(和歌を選んだ人)を答えなさい
万葉集
大伴家持ら
古今和歌集
紀貫之 / 紀友則
新古今和歌集
藤原定家ら
歴史は失われた過去か
「歴史は失われた過去か」は、内山節による著書で、「歴史の解釈」を考察した著書です。
内山節
東京都生まれの哲学者。書籍などで自らの思想を発表しながら活動しています。
ねらい
「木造建築」「仏教」「美術」などといった「文化」が今に受け継がれていることから、歴史は失われた過去のことではないと主張するところから始まります。文化の「保存」によって歴史は「生きている歴史」と捉えられると主張しています。
初恋
四つの連で構成されており、七音と五音の繰り返しと昔の言葉で書かれている特徴の「文語定型詩」という形でかかれています。
島崎藤村
長野県の詩人で、「夜明け前」「破戒」「若菜集」が代表作。
構成
四連の詩を「君との出会い」「恋のはじまり」「恋の切なさと喜び」「恋の深まり・回想」とに分けています。
係結び
最終行で「こそ」→「けれ」の強調がされています。