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オツベルと象

オツベルと象は、宮沢賢治の短編童話です。

あらすじ

この物語は、「ある牛飼い」が話をするところから始まります。ある日、地主のオツベルのところに大きな白い象がやってきます。オツベルは象をうまく騙して自分の所有物にし、過酷な労働を課します。そうとは露知らず、初めは労働を楽しんでいた白象ですが、徐々に食べ物を減らされて弱っていってしまいます。白象は月の助言で仲間たちに手紙を書き、それを読んだ仲間の象たちはオツベルの邸へと押し寄せていきます。

オツベル

この物語の主人公で、大金持ちの大地主。頭がよく、迷い込んできた白象を言葉巧みに騙し、自分の財産にしてこき使います。しかし、白象の仲間である象の群れに最後はクシャクシャにされてしまいます。

白象

森からやってきた白い象で、鶯のような美声を持っています。オツベルに騙されて奴隷にされてしまいます。その後、象の群れによってオツベルのもとから助け出されます。

白象が毎晩藁をたべながら話しかけていた相手で、白象が別れを告げようとすると、仲間に助けを求めるよう重要な助言をします。

赤衣の童子

何処からか現れて、白象の手紙を仲間たちに届ける子ども。

牛飼い

物語の語り手。

百姓

オツベルの家で働く百姓たち。象の群れが押し寄せてきた時には、オツベルを見捨てて逃亡しました。

議長の象

白象の所属する群れの長で、白象の手紙を読んで奮起し、象の群れを率いてオツベルの小屋に襲来して、白象を助け出しました。

オツベルの犬

オツベルの飼い犬で、象の群れの接近を嗅ぎ付け、けたたましく吠えていましたが、いざ象と対面するとすぐに気絶してしまいました。

花の形に秘められたふしぎ

「花の形に秘められたふしぎ」は、中村匡男による著書で、マルハナバチやミツバチなどの行動を観察し、花の受粉とどのように関係しているのかをまとめた文です。

中村匡男

兵庫県生まれの自然写真家。信州を主なフィールドとして、野の花や野鳥の写真を中心に撮影しています。

ねらい

「アキノキリンソウ」と「オオバスノキ」に関する事実と意見を読み分け、大段落ごとに要約できるようにすること。「花」や「昆虫」の形態の説明の仕方の特徴を捉える。文章とグラフを対応させ、筆者の説明を整理する。書く能力に対する意識付けを行い、「自己紹介文」を書く。

わたしの中にも

詩を味わうことを目的とした単元です。詩に描えがかれた「つくしつばな」や「もんしろ蝶ちょうもんき蝶」から、作者がどんなことを感じているかを考えましょう。また、詩を音読して、言葉の持つ音の響きも味わうことが求められます。

新川和江

詩人であると同時に、つくった詩は多くの作曲家によって歌にされています。

語の頭を同じ音でそろえる

同じ音で始める、または終わることで、快いリズムを感じさせる技法。

擬態語

身振りや状態をそれらしく表した言葉。

較ぶべくもないけれど

「くらべられるはずもない」という意味です。このように、意味とともに詩を見ましょう。

対句法

2つの反対の意味をもつ言葉、あるいは似た意味をもつ言葉を並べる表現技法。

擬人法

モノの様子を人間の行為に当てはまめて表す表現技法。

体言止め

文末を名詞で終わらせることで強調する表現技法。

反復法

同じ言葉をくりかえすことで、リズムを与える表現技法。

私の好きな春の言葉

「花曇り」などの言葉を用いて、日本語がもつ物を表す特徴を感じ取ることが求められます。風情や自然の豊かさというものの本質的な意味を、音読しながら身につける単元です。

俵万智

歌人で、戯曲なども執筆経験があります。歌集『サラダ記念日』は歌集としては異例の大ベストセラーとなって社会現象を引き起こしました。

ねらい

日本語における「天候」と「天候に関わる言葉」の関係がどのようなものかを考えさせます。また、季節を表す言葉に注意しながら,声に出して文章を読むことで、日本語に対する理解を深めます。