光が真っ直ぐ進むこと。

鏡のような物質に光が当たる時、鏡に対して垂直な線に対して入射光が作る角度と、反射光が作る角度が等しくなる現象のこと。

紙のような物質に光が当たる時、光が一定の方向へ反射せず、様々な方向へ反射し、人間の目には反射しないように見える現象のこと。

光が、空気中から水中、空気中からガラス中などのように、進む物質を変える際に、表面に対して垂直な線に対して、空気中での角度が空気以外での角度よりも常に大きくなるため、進む方向が変わって見える現象のこと。

光が、水中（ガラス中）から空気中へ進む際に、一切の光が空気中へ抜けない現象のこと。

音は目に見えませんが、オシロスコープという機械を通すことで、波の形で視覚的にとらえることができます。

音をオシロスコープで確認すると、波の山から山までの間隔が狭いほど高い音が出ていることがわかります。この山から山までの長さのことを波長といい、音の高さを決める要素となっています。

音をオシロスコープで確認すると、波が上下に動いているのがわかります。上の山から下の山までの長さのことを振幅といい、音の大きさを決める要素となっています。

モノコードと呼ばれる一本の弦が振動する場合、1秒間に何回振動したかを振動数といい、この回数が多いほど高い音が出ます。

音は、340ｍ/秒で進むことがわかっています。気温によって速度が変わり、高温ほど速度が増します。

物体がもつ固有の重さのことです。「重さ」という場合は、その質量をもつ物体が、重力によって引かれた大きさを指し、N（ニュートン）で表すことが一般的です。

力を物体に及ぼすと、及ぼした力の大きさと同じ大きさの力が、及ぼしたものに返ってきます。このように、力を及ぼすことを「作用する」、同じ力が返ってくることを「反作用」といいます。

主にばねやごむなどの伸び縮みする物体に及ぼす力のことで、ばねを引く力が大きいほど、ばねを伸ばすことのできる力さします。ばねののびとばねを引く力の関係のことを「フックの法則」といいます。

ものに力がかかった状態で動かない場合、力がつりあっているといいます。力がつりあうには、「同じ大きさの力であること・反対向きの力であること・一直線上にはたらく力であること」の力の三要素がそろう必要があります。

ものとものが触れ合う場合に、物体の運動をさまたげるようにはたらく力を摩擦力といいます。床面を転がるボールにも、空気中を移動する投げたボールにもはたらき、それぞれいつか止まってしまうのは、摩擦力がはたらくためです。

ある物質を水などの液体に溶かし、青色リトマス紙を赤色に変化させる性質の液体のことを指します。酸性の液体は酸っぱい味がして、鉄や亜鉛などの金属を溶かすものもあります。BTB溶液をたらすと黄色になります。

ある物質を水などの液体に溶かし、赤色リトマス紙を青色に変化させる性質の液体のことを指します。アルカリ性の液体は苦い味がして、アルミニウムなどの金属を溶かすものもあります。BTB溶液をたらすと青色に、フェノールフタレイン溶液を赤褐色に変化させます。

酸性でもアルカリ性でもない液体を中性といいます。食塩水などが中性の液体です。

酸性の液体とアルカリ性の液体を混ぜた時の反応を中和といいます。この時、水以外の物質である塩（えん）ができます。

100ｇの水に溶ける物質の量を指します。温度によって溶解度は変化します。

一度、固体を温度の高い液体に溶かし、冷まして温度の低下による溶解度の低下を利用して結晶を取り出すことを指します。再結晶後の液体は、飽和水溶液となっています。

溶媒（水など）に溶質を加えたものを溶液といいます。このとき、溶質の量を、溶液（溶質＋溶媒）の量で割ったものを指します。単位には％（パーセント）を用います。

空気は、さまざまな気体が混ざった混合物で、窒素が約72％、酸素が約25％、二酸化炭素が約2％とその他のごく少量の気体でできています。

空気より少し重く、水に溶けにくい性質で、無色透明の気体。物が燃えるのを助けるはたらき（助燃性）があり、酸素自身は燃えません。集め方は、水上置換法が適しています。

空気より重く、水に少し溶ける性質で、無色透明の気体。物が燃えるのを助けるはたらきがないため、たまるとロウソクの火を消す。集め方は、下方置換法が適しています。水に溶けると酸性を示します。

水に非常によく溶け、刺激臭のある気体です。水に溶けるとアルカリ性を示します。

あらゆる気体の中で最も軽く、水にほとんど溶けない性質の気体。燃えると爆発して、空気中の酸素と結びつき、水をつくる。集め方は、水上置換法が適しています。

物質が、熱したり、冷やしたりすることで固体・液体・気体へと様子を変えることを指します。

液体から気体へと変わる時の温度を沸点といい、固体から液体へと変わる時の温度を融点といいます。

純物質は、物体全体が1種類の物質でできて、融点や沸点が一定である物質を指します。逆に沸点や融点が一定でない物質を混合物といいます。

物体の物質1立方センチメートルあたりの質量を密度といいます。物質によって、値が決まっているため、物質の特定に用いられます。単位はg/㎝³を用います。

地中に高温の固体が溶けだしたものをマグマといいます。これが地中の一部に溜り、噴き出した山を火山といいます。

噴火によって火山から噴出された物質を指し、火山灰・火山弾・火山ガスなどのことを指します。

マグマには、粘り気による違いがあり、このために火山のでき方が変わります。一般に、粘り気が強いほど高い山となり、粘り気が弱いほど低い山となります。

マグマが冷えて固まると、その固まり方によってできる岩石の様子が変わります。火山岩は、マグマが地表付近で急激に冷えて固まった岩石で、斑状組織をつくります。深成岩は、マグマが地下深くでゆっくりと冷えて固まった岩石で、等粒状組織をつくります。

火成岩をつくる鉱物には、色のついた有色鉱物と白か透明な無色鉱物があります。深成岩は、マグマが地下深くでゆっくりと冷えて固まった岩石で、等粒状組織をつくります。