#22

手作り豆腐に挑戦!

今回の理科実験は、手作り豆腐に挑戦です。身近な食べ物の豆腐がどうやってできるのかを体験します!!

どうやって豆腐ができるのかな!
おいしい豆腐になりますように!!
楽しみにしてね!!

  • 豆乳
  • にがり
  • 陶器などのコップ
  • しょうゆなどの調味料
豆腐づくりの基礎知識

今回は、豆乳から豆腐を作ります。その工程は、
①大豆を煮る
②大豆をすりつぶす(①②は豆乳で代用する)
③火が通ったら、にがりを加える
④70~80℃で温める
以上の手順で、豆腐を作ることができますが、加える温度が高すぎても、低すぎてもダメなので、様子を見ながら温めましょう。
ちなみに、にがりとは塩化マグネシウムといって、海水から塩を取った残りのものを指します。市販されているものを用います。

豆腐づくりの基礎知識2

なぜにがりを加えると豆腐になるのでしょうか。
それは、豆乳の中にある大豆成分がイオン結合によって、液体状になった時だけ起こる変化を用いるためです。イオン結合については、高校で詳しく学びます。

用意するもの

用意するものは、豆乳とにがりです。どちらも市販のもので問題ありません。

にがりを加える

豆乳を加熱可能な容器に移し、スポイトでにがりを加えます。この際、加えすぎると豆乳が固まらない原因になるため、スポイトなどを用いるのがよいでよしょう。

加熱する

失敗してもいいように、にがりを多く加えたものと、少な目にしたものを用意しました。写真の右側が多く加えた方です。加熱温度も高すぎないよう、沸騰度合いを見ておきます。

加熱15分

思ったよりも容器の熱の伝わる度合いが低かったようで、15分後の様子ではほとんど見た目に変化がありませんでした。そこで、見た目に変化が出るまで加熱することにしました。しかしながら、この時点で左側のコップとの境目には、少し固まりができつつありました。

加熱40分

加熱に40分ほどかけた後の、にがりを多く加えた方の容器です。表面がほとんど固まりました。固まり度合いにムラがあるのは、加熱の仕方に問題があるためです。急激な加熱になると、このように表面に割れが生じるようです。もう少し緩やかな加熱が良いのかもしれません。
この後、容器から皿に移し、しょう油やポン酢をかけて食べました。味は悪くないです。個人的にはポン酢が合うと思います。水分がまだ多いため、おぼろ豆腐のように崩れてしまいましたが、味は豆腐でした。

豆腐づくりは深いね!
おいしくできるかな!?
是非試してみよう!

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