#34

地震のメカニズムにふれよう!

今回の理科実験は、液状化現象を調べます!

今回は、自宅でも観察できる液状化現象を調べる装置をつくります。
《材料》
■透明な容器 1個
■ビー玉 数個
■水 適量
■砂 適量
■れんげ ■ようかん ■ゼリー

準備

今回の実験は、透明な容器に砂を敷きつめ、水と混ぜ、仮想の地面を作成します。
地面になるように、砂と水をれんげでよくなじませます。
砂がしめり、固くかたまるくらいを目安にします。

準備完了

容器に砂が敷けたら、ビー玉を置きます。
少し大きめのものを用意すると、どのように建物が液状化現象の影響を受けるかが観察しやすくなります。

容器を揺らす

容器を前後左右に揺らします。少し強めに揺らしますが、砂や水がこぼれないように気を付けましょう。
写真は、激しくゆらしたため、ビー玉が砂にうもれました。
同時に、水が地面の上に上がってきたのがわかります。これが液状化現象です。

横から見た容器

写真は、液状化した後を横から見たものです。水がだいぶ上がっています。
このように、強い揺れによって砂がすき間を埋めるように沈み込み、すき間から追い出された水が上に上がってしまう現象を液状化といいます。

揺れを摸式化

もっと地震の様子が分かりやすくなるよう、ゼリーとようかんを写真のように重ねました。ゼリーが地盤で、ようかんが建物です。
この状態で揺らすと、地盤であるゼリーが、ようかんの重みで左右に激しく揺れるのを観察できます。地盤に水が多く含まれている場合、この揺れによって水が上がり、液状化につながるのです。

地震のメカニズムがわかったかな?!
液状化現象が理解できたね!
身の回りの地盤を確認してみてね!!