キャンドル作りは楽しいぞ!
色や形を好きに決められるよ!!
楽しみにしてね!!
#10
手作りキャンドルに挑戦!
今回の理科実験は、手作りキャンドルを作ります。好きな色に仕上げることができます。形は作ってのお楽しみ!
- ろうそく
- アルコールランプ
- クレヨン
- 紙コップ
- アルミ缶
今回は、アルコールランプで固体のロウソクを液体にして、型に流し込み、冷まして再び固体に戻すという実験です。状態変化といいますが、ロウソクは融点(固体が液体になる温度)が55~60℃と、比較的低めなので、家庭でも簡単に手作りキャンドルを試すことができます。
ここでは、沸点についても触れました。今回のロウソクも熱しすぎるとにわかに沸騰を始め、アルミ缶では沸騰の勢いで倒れる可能性があります。時折、はしなどで注意深くかきまぜ、固体がなくなったらすぐに火を止めましょう。
アルコールランプを使用しました。アルミの空き缶を切ったものにロウソクをつぶしたものを貯めて、熱します。アルミ缶は切り口が鋭いので、気をつけて作業しなければなりません。
家庭で行う時は、アルミ皿などを火にかけると後始末が簡単です。お試しあれ。
実験に使う元となるロウソクです。市販の30本入りを使いました。ロウソク自体が短いため、多くのロウソクを作業しなければならなかったことが、実験での最大の失敗でした…がんばったみなさん、ごめんなさい!
しかし、作業してくれた人の中に、ロウソクを最速でつぶし、きれいに芯を取り出すことのできるロウソクつぶし職人が生まれました。
取り出した芯です。最後に溶かしたロウソクに立てます。大体、短いロウソクであれば、15本くらいが一人分のキャンドルの材料となります。初めは力を入れますが、だんだん慣れてくると瞬間的に作業を進められるようになります。
つぶしたロウソクです。これらを温めて液体にします。ロウソクには固める際に油を使用するため、つぶしの作業が終わると手が油っぽくなります。次の作業のために、先に手を洗っておきましょう。空き缶の皿に入れて、温め開始です。
色をつけるのに、クレヨンを使います。クレヨンはナイフでうすく削ったものを、アルミ缶の中に入れていきます。最後に冷やすため、クレヨンを入れすぎるとロウソクの下の方に色素がたまり、まだらになってしまうので、うすいクレヨンの欠片を7~8枚くらいを目安に入れましょう。
今回は、赤と青のクレヨンを混ぜ、紫色を作ることにしました。絵の具のように、きれいに色の変化が出ました。溶かしている間は少し黒みが出て、鮮やかに欠けていましたが、少し冷めてくると落ち着いた紫色がつきました。
実は、一色では物足りないという声があがり、更にもう一色加え、二段キャンドルに挑戦しました。一段目が冷えたところで、もう一度同じ作業をして、黒のロウソクを流し込みました。さて、きれいな二段キャンドルができるでしょうか…?最後に芯も差し込んだら、冷蔵庫で冷やします。
紙コップに流し込んだロウソクが固まりました。左側のものは若干ロウソクに紙コップが張り付いてしまいましたが、きれいな紫色が見えます。右側のものは後から足した黒のロウソクです。これもきれいに発色しました。あとは芯に火をつけて、ロマンチックなひと時を過ごしましょう。
ロウソクが作れました!
固める時に香水を垂らしてみよう!
アロマキャンドルができるよ!