今回は、ロウソクとその燃え方を調べる実験です。火を扱うので、大人の指導の下、実験をしましょう。
《材料》
■ロウソク 1個
■シャーレ 1個
■水
■ピンセット
■割りばし
■L字型ガラス管
#31
物が燃える様子を観察しよう!
今回の理科実験は、ロウソクが燃える様子などを観察します!
ロウソクの炎は内側から、炎心、内炎、外炎といいます。それらは、見た目にも色がちがっています。では、燃え方にはどのようなちがいがあるでしょうか。ピンセットで固定した割りばしを炎に入れてみます。
すると、図のように、割りばしが黒く焦げましたが、炎の様子とかかかわりがあります。
それは、内炎がすす(炭素)の燃えているところなので、割りばしが黒く焦げるといった結果になります。そのさらに外側の外炎は、
大変温度が高くなっていて、温度の高さから割りばしが焦げやすくなっています。
最も内側の炎心にガラス管を差し込むと、白いけむりが出てきます。これは、つぶ状になったロウです。燃えているわけではないので、白くなっています。
これを、集気びんなどに集めてから、火を近づけると、
炎が瞬間的に燃え広がります。これは、ロウが炎がつく材料を含んでいることを示しています。
次に、物を燃やす気体を集めた場合を実験します。材料は次のものです。取り合うt会の難しいものが含まれているので、大人の指導の下、実験をしましょう。
《材料》
■試験管 2本
■希硫酸
■マグネシウム
■ライターまたはマッチ
試験管に、マグネシウムを2つまみ程度(5グラムくらい)を入れておきます。
マグネシウムを入れた試験管に、希硫酸を注ぎます。この時、希硫酸が手につかないよう、手袋などをしてから注ぎましょう。
希硫酸を注ぐと、マグネシウムの周りに気泡がつき始めます。これは、水素です。
水素は集め方を間違うと大きな爆発を伴いますが、マグネシウムは新品であれば、ほんの少量ずつしか発生しません。
ですから、集めたい時は、時間をかけて反応を待ちましょう。
ある程度、水素を集められたら、もう一本の試験管でふたをします。水素は最も軽い気体なので、逃げてしまうからです。
写真は、2日間ほど集めた後です。かなり時間がかかりますが、それくらい反応が悪いようです。
集め終わったら、親指で試験管の口を閉じ、もう片方の手で日を近づけます。うまくいけば、「ピヨーッ」という音とともに、水素が小さな爆発を起こし、燃えるのがわかります。
水素を集めるのは大変でした!
工夫をすればもっと集められたかな!?
みんなも挑戦してみてね!!