銀河鉄道の夜 宮沢 賢治を代表する童話小説で、賢治の死後に発表されました。賢治が未完成のまま逝去したため、未定稿のままや途中が抜けているなど、研究者や出版社において解釈が異なっています。孤独で貧しい少年の主人公が友人とともに銀河鉄道の旅をする物語ですが、本当の幸せとは何かやそれにまつわるエピソード、幻想的な風景など賢治の世界観の集大成ともいえる作品です。
宮沢 賢治 宮沢 賢治は日本の昭和初期にかけての詩人、児童文学者です。郷土の岩手県をモチーフとして、架空の理想郷イーハトーブを舞台とした作品を残しますが、ほとんど発表の機会もなく、自費出版で2冊刊行しますがほとんど売れませんでした。農学校で教師をしながら創作活動を行いました。。その後退職し、不況にあえぐ農民に稲作指導をしながら自らも開墾生活を送りました。病弱のため、わずか37歳にて夭折。没後、その豊かな独自性と空想性、宗教性、土着性、ユーモアなどが高く評価されました。 もっと詳しく