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受験チャンネル

 受験は、中学受験・高校受験・大学受験から、資格試験や公務員試験、就職試験など多岐にわたります。
 日本の社会では、ともかく、何らかの受験を超えなければ話が始まらないという事情がありますが、同時に、受験には必ず突破口があり、対策することで合格を勝ち取ることができます。 正しく情報をつかみ、自分の力を余す所なく発揮しましょう。

県立千葉中学

中学受験について

 中学受験は、今、非常に過熱している受験です。 首都圏だけでも私立中学校の数は星の数ほどあり、学校の数だけ教育方針があります。つまり、情報収集を徹底しなければ、受験の成功はおろか、無事に入学できたはいいものの、思っていた中学校生活と何だかかけ離れている…ということも少なくないようです。また、情報収集といっても、偏差値や倍率をはじめ、カリキュラムや施設案内、部活動、卒業後の進路など、実にさまざまな分野に目を通す必要があります。
 そのような情報収集には、学校見学や資料請求が最も有効ですが、現在ではウェブサイトによっても客観的なデータを得ることもできます。 同様に大切なのは、受験突破に向けてどんな学習が求められるのかという、いわゆる『出題傾向から見える学習法』です。
 また、受験突破の先に何を見据えるのかも、大切な受験要素となります。決して、『受験時の偏差値が高いから良い学校』ということにはならない、と認識しておくことが必要であるといえます。

市立千葉高校

高校受験について

 高校受験には、大きく分けて公立高校入試と私立高校入試があります。どちらの入試も複数回の受験機会があります。ただし、私立高校は、他の私立校と受験日を同日設定としたり、公立高校はそもそも受験回数が1~2回となっており、過去の受験機会と比べると、やや自由度が減っているといえます。
 公立高校の特徴として、私立高校に優先して進学手続きをしなければならないことや、私立高校の特徴として、明確な教育方針を標ぼうする、といったように、公立・私立の特徴だけでも大きく異なっています。また、同じ私立校でも、学校名が違えば、力を入れるポイントも大きく異なるというように、高校受験における高校選びは、受験生を悩ませる要素がたくさんあります。
 そこで、高校選びには、高校卒業後の進路や自分の将来像を考えるといった事が欠かせません。しかし、こういった事は、何の準備もなしに決定できるものではないので、日ごろから大人と共に考え、相談していく必要があります。 同時に、このような取組みが、その後の精神的成長のきっかけになるでしょう。 高校入試は、大人の感覚を知る第一歩ともいえます。

一橋大学

大学受験について

 大学入試は、中学受験と同じで、全国から受験生が集まるため、いわゆる難関大から一般的な大学まで受験難易度がある程度高くなっていることに加え、多くの受験方法が設定されるようになりました。今回は、多岐にわたる受験方法の中でも、センター試験と推薦試験についてまとめます。
 センター試験は、国公立大の受験生に対し、5教科(または6教科)7科目で合計950点満点の試験を課します。近年では、私立大もセンター試験を利用した受験を採用するようになりましたが、受験科目数は、学校によって異なっているため、事前に把握しておく必要があります。また、私立大では、センター試験の結果で合否を出すセンター利用入試という方法がありますが、合格最低点が高めになっていることにも注意が必要です。近年では、センター試験の結果とその後の各大学で行われる本試験の結果を併せて合否を出す方法も多く採用されています。
 推薦入試には、大学から高校に割り振られた推薦枠による指定校推薦と、一定の条件の下に全国から高校生を募集する公募推薦、基本的に第一志望と位置付けられるAO入試があります。各推薦に共通しているのは、出願者の人物像と学校が求める学生像とを照らし合わせる試験だということです。そのため、志望理由書・面接・小論文などにより出願者の個性や適性を評価し、選抜します。
 近年では、推薦入試の利用者が、一般入試と比べ多数を占めるようになりました。そのため、推薦試験の準備だけしかしない受験生が増え、合格できなかった場合に、かなりレベルを下げて一般入試に臨まなくてはならない場合も少なくないようです。ですから、過去にどんな受験結果が出ているのかといった事前情報をきちんと把握し、先を見越して準備することが欠かせません。